庄原ステンレス工業の設備紹介

従来使用してきたCO2レーザーには、レーザー切断後のささくれや、熱による変形といった課題に加え、最大切断厚みが6ミリまでという限界がありました。これをクリアすべく導入したのが3軸リニアドライブ・ファイバーレーザーマシンです。

優れた加工速度と精度を実現するだけでなく、加工領域が広いためさまざまな素材で利用可能。より高い品質条件をお望みのお客様にもご満足いただける金属加工がご提供できるようになりました。

ファイバーレーザーマシンFLC 3015 AJにパレットを自動で交換する機能と10枚のパレットを収納する棚を設けた装置です。 素材をあらかじめ1枚づつパレット上へセットし、ラックへ格納します。

製品にもよりますが、理論上24時間の加工を行うことが可能となり、加工プログラム、使用棚No.をスケジュールに設定し、スタートすることによ りスケジュールにしたがった連続運転を行います。

特徴はキズが付かないブラシ仕様で、５“×１０”サイズが加工できる事です。
また、自動バリつぶし機能も利用でき、ご要望により短納期とコストダウンを可能としております。
この加工サイズの装置は、同業でも保有が少なくとても希少な装置でもあります。

SC-100複合加工機は、Y軸・ミーリング軸を搭載し様々な加工に対応
熱変位補正システム『NTサーモナビゲーター』により、熱による径時変化を制御し高精度な加工を安定して行う事が可能です。
また材料自動供給機ASR RX51Evと連続した自動加工機能により数物の加工も得意です。

一般的な門型(固定式)の測定器とは異なり、接触式測定に加え光学的に優れたブルーレーザーを柔軟に動かし
高速スキャンして検査データを取得できます。
これまで物理的に測定が困難だった製品でも非接触式でのスキャンが可能であり
曲面の小さな歪まで高精度で検査する事が可能となりました。
さらにCADデータと連動させることで製品の厳密な誤差までを検知できます。

AMNC3iを搭載した高速・高精度ベンディングマシン。操作性が高いことに加え、高速・高精度加工を実現している点が大きな特長です。

高剛性本体とハイブリッドドライブシステム、試し曲げレス・曲げ精度安定をもたらす角度ソリューションによって、ステップベンドの効率化や厚みにとらわれない高速・高精度曲げが可能です。

既存技術であったTIG溶接に比べ、ファイバーレーザーは材料の焼き焦げや歪みが出にくく、さらに加工スピードが速いという特徴があります。これを人の手で持てる形で利用できるのがファイバーレーザーハンディ溶接機「FLW 600 MT」です。

さらに、専用システムとネットワーク接続を行うことで稼働データの収集・分析も実現。生産性の向上はもちろん、品質維持という面でも大きく貢献してくれるツールになっています。

金属加工業におけるレーザー加工では、窒素ガスと酸素ガスが使用されます。前者は品質面で優位であるものの、ガス会社から購入した場合コストが見合わないという問題がありました。そこで当社では、より高い品質での加工を目指すことに加え、3軸リニアドライブ・ファイバーレーザーマシンの導入により窒素ガスの消費が増えた背景もあり、窒素ガス発生装置を採用。

空気中から窒素を発生させる仕組みを持つこの機械であれば、コストが抑えられるのはもちろん、精度向上に期待のできる窒素ガスを、余裕を持って使用できるという利点があります。

従来、頭の中で行っていた加工のイメージをコンピュータに委ね、適切な展開図の作成・試作を実現するのがVPSS（バーチャル試作システム）です。

展開ミスと脳内での加工イメージ、試作工程が削減することで、生産性を劇的に向上。図面を眺め続ける時間や、ミスによりプログラムの再作成といった手間が少なくなります。板金エンジニアリングシステムの導入により、よりスピーディーかつ効率的な作業環境が整いました。

手作業によるバリ取りは作業効率が悪く、そのコストがそのままお客様のご負担になることも少なくありません。当社では、より高い生産性を実現するために自動バリ取り機「メタルエステ」を導入。作業スピードの向上を実現しました。

また、従来型のバリ取り装置はムラができることが課題でしたが、メタルエステは安定した製品供給が可能。品質面においても改善されています。